TVドラマコラム

2010年

大河ドラマと史実

龍馬伝「狙われた龍馬」
ついに「龍馬伝」でも不思議な邂逅が現れました。
龍馬が京に行ってしまった西郷を追って寺田屋にやってきますと、
お龍さんが近藤勇の相手をしているとか、
うーんやばい・・お龍さんが魔の手に・・・しかも相手は近藤勇。
これって鞍馬天狗的世界じゃないですか。
龍馬は薩摩藩士とうそをつき部屋に入ってお龍さんの代わりに相手をする。
そして正体がばれそうになると当て身を加えて眠らせる。
そして龍馬はそのまま寺田屋にとどまるわけです。よく考えれば危険なはず。
おまけになぜか千葉重太郎もたまたま寺田屋に同宿して、近藤と刃を交える。
近藤は逃げてしまい、その後、なぜか危険は感じないらしい龍馬も重太郎も、
そのまま寺田屋に一泊する。

なんだかな。まあ大河は史実じゃなくドラマなんでーということなんでしょうが。
こりゃーなんだか微妙なんですが・・・。

前半の雰囲気とは違ってどうも何か妙に軽い。
まあこの頃の大河ではドラマ的盛り上げ設定も多いんで、
覚悟はしているんですが…「龍馬伝」いい感じで来ただけに。
なんだかなと思うんですが。

投稿日:2010年 8月 9日(月)11時31分54秒

NHK広島発スペシャルドラマ「火の魚」

原田芳雄さんのあくの強い老作家。帰郷しても、とても老境へは向かわない感じ、
若い女性編集者との邂逅が、ひょっとしてどろどろとした内容になるのかと思いましたが、
作家のまさかの秘めた老いらくの恋か・・・。
あるいは求めても得られなかった仮想の娘への思いなのか。
作家の思いを押し隠しながら、表面は地味にストーリーが進行します。
 
尾野真千子さんの、さわやかなんですが意外にツンデレ気味の若い女性編集者が、
新鮮に感じられる。
 
最後はエピソードの流れで、いささかセンチメンタルな感じなのか、
でもラストの、老作家のらしくないストイックともとれる無骨さが、なんともいい感じ。
 
このドラマ、抜群の出来ではないでしょうか。
 
投稿日:2010年 3月14日(日)00時53分4秒
曲げられない女
あ第3回は悲しい話だけど、速い展開ですね。
それでもこのドラマ、菅野さんと永作さんそして谷原さんと、キャラがたって芸達者。
この早紀の融通の利かない、そしてぶれないキャラが面白いですね。
谷原さんの自由すぎる警察署長。
そして永作さんの居場所がない主婦。
谷原さんと永作さんの恐ろしくおせっかいな、でも何か納得できるこの二人の早紀への守り方、というか関わり方がいい感じ。
どう考えてもリアルじゃないけど。でもこれでいいじゃないですか。面白い。
 
投稿日:2010年 1月29日(金)10時24分9秒

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