終わりましたね。大河ドラマ最終回70分スペシャルというのは珍しいのでは。分かり易い大河と言う事で視聴率がよかったようです。
歴史の流れは基本的に脇役に置き、天璋院の活躍を主体として描く。
史実はどうしても時々サブのエピソードとしてのみ現れることになる。
無血開城のエピソード、もちろん、戊辰戦争時に天璋院が西郷に送った書簡は西郷の気持ちにかなり影響を与えたといわれています。
個人的には、西郷と会談した勝海舟と山岡鉄舟が、江戸城無血開城にかなり大きな役割を果たしたのではと思いますが、たぶん今回の大河では天璋院の力を強調するため山岡鉄舟のエピソードは触れなかったのではと思います。
とても印象的なシーンの天璋院篤姫と小松帯刀の関係はフィクションっぽいと思われますが、史実との差で疑問を呈するのは、ちょっと言いづらい。それほどいい感じなんです。
ここであおいちゃんと瑛太君の二人の若さが逆にいい感じに働くのですが・・・。この二人の幼い感じが、二人のシーンいい感じになっていくわけで・・。
ただ瑛太君はかなり頑張っていたとは思いますが、彼の若さ、幼さは、個人的な魅力ではあるのだけど、帯刀の歴史上の活躍から見れば、どうしても貫禄不足、マイナスに働いてしまいます。
あおいちゃんは篤姫の成長に合わせて演技を変えていっているようです。
天璋院になってからの演技、あおいちゃんは実年齢との差があるにもかかわらず、天璋院の晩年になるほどそれなりの貫禄を出していて、とてもうまいと思います。
まあ歴史の事を細かく考えなければ、あくまでもドラマということを考えれば、いい感じと思います。
来年は「天地人」ですが、大河の題材も歴史上の脇役の人がどうしても多くなってきます。どうなのでしょうか。地味じゃないでしょうか
投稿日:2008年12月16日(火)08時03分55秒
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