日本のフォークシンガー達

岩井宏

５弦バンジョーの名手。はっぴいえんどのアルバムにも参加している。

全日本フォークジャンボリーでは、高田渡、加川良と３人でトリオでも出演している。
岩井さんは当時アート音楽出版の社員で、加川良さんの上司だったそうだ。
加川さんもそのつながりでフォークジャンボリーに出演することになったそうだ。

シンガーソングライターとしては、なんと言っても名曲「かみしばい」がある。
あの紙芝居、われわれ団塊の世代には懐かしい。
昭和３０年代にはどこの町でも見かけた。

そして岩井さんとしては珍しくレトリックに満ちた「サラリーマンを馬鹿にしちゃだめよ」
（こちらはオムニバスアルバム「’７１全日本フォークジャンボリー２」に収録）

岩井さんのソロアルバムは下記の１枚だけど、
岩井さんらしさのすべてが詰まっている。あのバンジョーとともに。
でも岩井さんの歌はその後公には聞けなくなった。
アルバム発売後しばらくして音楽業界を離れ単身故郷の京都に戻ったのだそうだ。

そして残念ながら岩井宏さんは２０００年に交通事故で亡くなられています。
時代の流れを感じます。

３０才	1. 小さな歯車 2. ほおずき市 3. 放浪者の子守唄 4. 路地 5. かみしばい 6. 道草 7. 赤ん坊さんよ負けるなよ 8. 屋根裏部屋 9. 春のつむぎ歌 10. 30才

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