鈴木茂
はっぴいえんど以後、鈴木茂はロスでソロアルバム、BAND WAGON(1975年）を製作する。
このアルバムはローウェル・ジョージ亡き後の再結成リトルフィートとタワー・オブ・パワーのメンバー達の参加を得る。
そしてJーPOP史上屈指のアルバムが誕生する。
BAND WAGON
1).砂の女(鈴木茂・松本隆)
Bass: Doug Rauch
Drums: David Garibaldi
Keyboard: Don Grusin
2).八月の匂い(鈴木茂・松本隆)
Bass: Doug Rauch
Drums: David Garibaldi
Piano: Bill Payne
Trumpet: Pete Christlieb
Tenor Sax: Gene Goe
Trombone: Dick Slide Hyde
Horn Arranged by Kirby Johnson
3).微熱少年(鈴木茂・松本隆)
Bass: Doug Rauch
Drums: Greg Errico
Clavinet: Don Grusin
Piano: Bill Payne
Horn Arranged by Kirby Johnson
4).スノー･エクスプレス(鈴木茂)
Bass: Ken Gradney
Drums: Richie Hayward
Electric Piano: Bill Payne
Congas: Sam Clayton
5).人力飛行機の夜(鈴木茂・松本隆)
Bass: Doug Rauch
Drums: Greg Errico
Clavinet: Wendy Haas
Piano: Bill Payne
6).100ワットの恋人(鈴木茂・松本隆)
Bass: Doug Rauch
Drums: Greg Errico
Strings Synthesizer,Clavinet:Wendy Haas
Piano: Bill Payne
7).ウッド･ペッカー(鈴木茂)
Bass: Doug Rauch
Drums: David Garibaldi
Keyboard: Don Grusin
Horn Arranged by Kirby Johnson
8).夕焼け波止場(鈴木茂・松本隆)
Bass: Ken Gradney
Drums: Richie Hayward
Piano: Bill Payne
Congas: Sam Clayton
9).銀河ラプソディー(鈴木茂・松本隆)
Bass: Doug Rauch
Drums: Greg Errico
Piano: Bill Payne
Horn Arranged by Kirby Johnson
鈴木茂は帰国後、このファンキーなセッションバンドのサウンドを再現すべく、新たなバンド（ハックルバック）を結成する。
メンバーは鈴木茂（ヴォーカル・ギター）、佐藤博 (ミュージシャン)（キーボード・ヴォーカル）、
田中章弘（ベース）、林敏明（ドラムス）。
ハックルバック
1. グレート・アメリカン・ファンキーガール
2. 100Wの恋人
3. レイン・イン・ザ・シティー
4. 砂の女
5. ジャングル・ジャム
こちらは、ハックルバック唯一のアルバム
茂さんはこのころ同時に細野さん主催の、バンド。ティン・パン・アレーに参加する。
メンバーは、細野晴臣(b)、松任谷正隆(key)、林立夫(ds)、鈴木茂(g.)。
その後鈴木さんは、ソロでLAGOON（1976年12月）＜ハワイ録音＞、CAUTION!（1978）、
TELESCOPE（1978年11月）、COSMOS’51（1979）＜ロス録音＞、SEI DO YA（1985）
とソロアルバムを出す。いずれも良質なJ-POPで個人的にはその後の荒井由実(松任谷由実）や
井上陽水などのJーPOP(ニューミュージック）のさきがけとなると思うのだが、
私見では有りますが、BAND WAGON以降のアルバムはやや脱力すると言うか、
POPの度合いが増し、茂さんらしさは薄まっていくように思うのです。
そして徐々に茂さんはスタジオ・ミュージシャンや、
プロデュース活動が中心となっていきます。