その他の個人的なクラシックLP、CDコレクション

雑多で恐縮です

作曲者 題名 ジャケット写真 演奏者 感想
ヴィヴァルディ 合奏協奏曲集作品8
「和声と創意への試み」より「四季」
イ・ムジチ合奏団
ミケルッチ(V)
アーヨ盤も持っているんですが、
ミケルッチ盤はちょっと硬めでいい感じじゃないでしょうかね。購入したのは大昔のことですが(もちろんLP時代)、イ・ムジチの四季は何年もクラシック部門アルバムベストテン1位を記録していたそうです。
ベルリオーズ 幻想交響曲
シャルル・ミュンシュ指揮
パリ管弦楽団
久しぶりに聞きました。1967年の録音なんだ。昔なんです。
かつてミュンシュはパリ管の前進、パリ音楽院管弦楽団の主席指揮者だったんです。
その後ミュンシュはアメリカにわたり、ボストン交響楽団の常任指揮者となります。
 
ミュンシュが去り、年月がたって、当時のアンドレ・マルローフランス文化相の肝いりでパリ音楽院管弦楽団がメンバーを更新してパリ管弦楽団として再出発したのですが、最初の主席指揮者として、パリ音楽院管弦楽団の主席指揮者で人気のあったミュンシュが主席指揮者として迎えられます。
 
そしてこの「幻想」が記念すべきパリ管の最初の録音ということになります。
 
しかしこれはすごい演奏です。特に第1楽章のライブ演奏と見まがうようなスピード感、荒っぽいともいえそうな、でもこの迫力はすごい。
ボストン交響楽団との演奏はもっと落ち着いていますがやはりフランス人同士、共感が違うのでしょうか。
 
残念ながら、ミュンシュは翌年パリ管との演奏旅行中に亡くなります。パリ菅とのコンビもう少し長く続いたら・・と惜しまれます。
ワーグナー 楽劇「ニュルンベルグのマイスタージンガー」 不明 不明 恐縮ですが、昔NHKの深夜の放送したものをビデオに撮ったんですが、散逸していまして詳細は不明。
この楽劇では悲劇的なことが起こるわけでもなく、歌の争いとかで平和な話なんだったかな。時間が取れたらまた探したいと思います。
ワーグナー 楽劇「ニーベルングの指輪」全曲 調査中 カールベーム指揮
バイロイト音楽祭ライブ
調べましたが、今CDで出ていないようですね、大昔LPで購入しました。重たかったですよ。何枚だったんでしょうね。
これも完全に全部は聞いてないんですよ。なにせこの長いオペラというか楽劇、本来は4夜に渡って聞くんだそうで。それを我が家で時間とってはなかなか聞けないですよ・・といいながらあれから何十年経ったんだろう。
いけません聞かなくては、
初めて聞いたときワーグナーには向かないベームと思っておりましたがやっぱりライブのせいかいいです。燃えています。
ワーグナー 楽劇「パルジファル」
ハンス・クナッパーツブッシュ バイロイト音楽祭ライブ ワーグナーの楽劇の中では、宗教的儀式のような不思議な雰囲気の曲。
クナッパーツブッシュが最も得意とするパルジファル。結局は上記と同じで、あまりにも長くすべて聴き通してはいません。しかしこのゆったりとしたインテンポな造形はまったく曲想と合致としています。クナのライブがバイロイトでしかもステレオで録音があるというのは素晴らしいこと。
ワーグナー ジークフリート牧歌

ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ウィーンフィル
ワーグナーが妻コジマの誕生日にシークレットで生演奏のプレゼントをしたという。全体にさわやかさが満ちている曲想ワーグナーらしい濃さは見られない。この曲をゆったりしたテンポで造形していくクナ。これは名演です。
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番
スヴャトスラフ・リヒテル(P)ヴィスロッキ指揮
ワルシャワフィル
ロマンティックな感じと暗さと、独特なくぐもった感じ、ロシアのオケと、リヒテルが合致した演奏になるというのは不思議ではない。
リヒテルの演奏は時にクールすぎるのだがこの曲ではそういうことはない。
シベリウス 交響曲第2番
ベルグルンド指揮
ヘルシンキフィル
やはりシベリウスはベルグルンドです。共感が違う。前半の苦悩と後半の歓喜の表現、ベートーヴェン的な曲想のような、でも土臭いシベリウスを演奏してます。
レスピーギ 交響詩「ローマの松」 調査中 トスカニーニ指揮
NBC交響楽団
トスカニーニなんで録音はモノラル。しかしこの曲に関しては凄く鮮明。元々デッドな録音が希望のトスカニーニ。ここではその特徴が生きているようです。一見インテンポながらも実は恣意的な指揮ぶりのトスカニーニ。名演。
ショパン ワルツ集
アルトゥール・ルービンシュタイン(P) ショパンなのにセンチメンタルさが少なく格調高い。こんな曲だったかと思わせる。決してクール過ぎない演奏。さすがです。
ショパン ピアノ協奏曲第1番
サンソン・フランソワ(P)
フレモー指揮
モンテカルロ歌劇場管弦楽団
正直言ってこの曲、オーケストレーションはさほどいい感じではないんですが、連綿としたピアノ独奏パート、ここらはショパンらしい。
さわやかにすっきりと演奏するフランソワ。名演です。
ショパン ピアノソナタ第2番「葬送行進曲付き」
サンソン・フランソワ えっとジャケ写真とは違うCD持ってますがたぶん同じと思います。
サンソン・フランソワのピアノ。もうフランソワが亡くなってからかなりの年月が経ってしまいました。
フランソワ独特のフランス風といいますか、スッキリした感じのショパン。
クールに始まる第1楽章、硬めに速いテンポで行き過ぎる第2楽章。濃い感じの第3楽章(葬送行進曲)、そしてあっという間に過ぎてしまう第4楽章。これは名演です。
残念ながら彼は46歳の若さで心臓病で亡くなっています。新しい録音で聞くことは出来ません
ショパン 夜想曲全集 サンソン・フランソワ サンソン・フランソワのピアノ。もうフランソワがなくなってからかなりの年月が経ってしまいました。独特のフランス風といいますか。スッキリした感じのショパン。録音が古いのが難ですが。個人的にはショパンのセンチな面を強調しているというか、いかにもの演奏はあまり好きじゃないんですが、フランソワの演奏はもたれることなくむしろあっさりと過ぎていきます、でも何かなんともいえない感情をこめているという。
残念ながら46歳の若さで心臓病で亡くなっています。新しい録音で聞くことは出来ません。
ドビュッシー ベルガマスク組曲
サンソン・フランソワ やはりネイティブな感覚。すっきりしてしかも深い演奏。フランソワはショパンではある意味あっさりしすぎる演奏のような気もする。しかしドビュッシーではやはりさらっと流れるような感じ、しかし意味深い。
感覚的な感じながらも重みを感じる。ここでは理想的なドビュッシーが流れる。
ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」
イシュトヴァン・ケルテス指揮
ウィーンフィル
ケルテスの快演。ロンドンフィルによる全集も出ていますが。新世界はこれが良いんでは。田舎っぽい感じと迫力、そしてウィーンフィルの音色がマイルドに包むようです。
ストラヴィンスキー バレエ音楽「春の祭典」 今のところ見つかりません ヘルヴェルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリンフィル
今はCDは発売されていないようなんです。
ちょっとドイツ的に重いかと言うう感じだったんですが、でも抜群のリズム。ストラヴィンスキーらしい。
ストラヴィンスキー バレエ音楽「火の鳥」
エルネスト・アンセルメ指揮
スイスロマンド管弦楽団
現在NAXOSで出ているCDは私が聞いていたLPと同じでしょうか。未確認ですが。
涼やかでクールなアンセルメ。現在は忘れ去られた存在になっているようなことで残念です。

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