2007年その他ドラマ感想

題名 分類 放送日 あらすじ 感想
翼の折れた天使たち2007〜第1夜「衝動」 CX スペシャル 2007年2月〜3月 自殺願望のあるユリ。コンビニの夜勤が終わると立ち入り禁止の廃墟のビルの屋上に行き柵を乗り越える・・・。しかしそこに佇んだあと再び柵の中に戻る・・・。これを繰り返していた。
ある夜、コンビニの外でダンボールの整理をしているユリ。コンビニ前の駐車場で酒を飲んでいた若者たちの一人が酒に酔い、ビール瓶を割って切れ端を仲間たちにかざし暴れて切りかかろうとする。ユリは魅入られたようにその若者の前に立ち、傷を負ってしまう。
それを見ていて驚く店員と客。そして客の若い男がユリを追いかけて声をかける。男は裕紀と名乗る。無視するユリ・・。
いきなり重い・・。第1シリーズよりこれはきついかな。さとみちゃんはうまい。佐藤隆太君はいいんだけど。余命いくばくかの患者には見えない。久しぶりに丘みつ子さんを見ました。懐かしいです。変わってなくてお若いですね。
翼の折れた天使たち2007〜第2夜「サクラ」 CX スペシャル 2007年2月〜3月 零細な部品の工場を経営する父の仕事の挫折のショックで、娘の遥(戸田恵梨香)は出会い系カフェにサクラ(客に見せかけ実は店が雇った交際相手要員)として登録し、複数の男との店外交際で男からプレゼントをさせ、貰った物を質屋に売り払い金を儲けていた。
遥は帰宅しても、工場を閉鎖してしまい毎日飼い犬と戯れている父とは会話をせず、まじめだが不器用な父をバカにしていた
しかしある日、偶然出会った若いサラリーマンの光輝と知り合う。・・・・
エリカちゃんがうまいなー。蓮さんはちょっとしょうがない。へたれすぎ。へたれた人がいい人というわけではない。今回は予定調和がひどい。お金をかけて騙してもらうというのはあるのかな??
翼の折れた天使たち2007〜第3夜「時」 CX スペシャル 2007年2月〜3月 香奈は大学の水泳選手。年齢は20で、水泳の競技年齢としてはピークを迎える年だがこのところタイムが伸びていない。コーチから浴びせられる厳しい言葉。そして水泳一家の実家の父からも毎月のように栄養剤が送られてくる。それを毎日飲んでいる香奈。同級生の彼氏からの誘いも断って練習に打ち込むが、ある日コーチがマスコミのインタビューに応じているのを立ち聞きしてしまう。コーチはタイムが伸び悩んでいる香奈は大会のエントリー選手からははずすという。
ショックを受ける香奈。そして最近いけない習慣になっている化粧品店から口紅を万引きしてしまう。ある日それを彼氏に見つかってしまう。
自暴自棄になった香奈。カラオケに誘われた見知らぬ男に犯されそうになってもみあい腕を怪我をしてしまう・・・。結局怪我のせいで選手の望みは絶たれてしまう。
そして香奈は何度か通りでまったく動かず銅像のパフォーマンスをしているピエロ姿の男に話しかける。どうしてそんなことをしているのかと・・・。
加藤ローサさん。主演で見るのは初めて。いい感じじゃないですか。話も4作のうちではもっとも自然でいいんじゃないんでしょうか。最後のピエロの語られないメッセージに気がつくのは、まあここでも予定調和なのですが、今回はいやではありません・・。
翼の折れた天使たち2007〜第4夜「商品」 CX スペシャル 2007年2月〜3月 過剰なまでの整形手術やヒアルロン注射により美しさを磨き、この店の上客の前川のバックアップにより高級会員制クラブでのナンバー1を勝ち取っている美咲。美咲はぱっとしない容貌のことで子供のころいじめられていた。そのトラウマから美しさに過剰なまでにこだわるようになる。
前川は美咲をかわいがり、ほしがるものは何でもプレゼントしてくれる。美咲の部屋には前川からのたくさんの高級な装身具が飾ってある。・・・・・
香里奈さん。きれいだけどちょっと毒が少なめでクラブのホステスさんには似合わない。前川さん(佐野史郎)は大物には見えない。しかしなりよりもペットショップの店員(後で同級生とわかるのですが)この人(カバちゃん似)がちょっと影が薄い。肝心な役なのになー。
NHKアーカイブス「今朝の秋」 NHK スペシャル 2007年6月
(1987年本放送)
蓼科の山荘で隠居生活を送っていた老人(笠智衆)は、ある日、一人息子(杉浦直樹)が、がんに侵されて余命いくばくもないことを知る。息子の入院する病院に駆けつけるが、気の利いた言葉も見つからず迷う中、二十年前に別れた妻(杉村春子)と再会する。・・・・
(NHKアーカイブスHPより)
このころのNHKドラマの質は高いなー。主役が何せすごい。杉村さんが高齢なのに色っぽくてね。(居酒屋女将の役なのでということか)。すごいですわ。
杉浦さんは今の感覚で言えばふけていると思いますが(50代前半の役)。まあここらは昔のドラマなので。
夏の香り TBS 連続ドラマ(韓国ドラマ) 2007年6月〜7月(再放送)

心臓移植を受けた女性シム・ヘウォン(ソン・イェジン::声;岡本綾)と、最愛の女性を亡くした男性ユ・ミヌ(ソン・スンホン:声:田中実)は、夏の山中で運命的な出会いをする。ミヌに惹かれるヘウォン と、ヘウォンに亡き恋人の面影を見出すミヌ。 だが、ヘウォンには婚約者のパク・チョンジェ(リュ・ジン:声:小山力也) がおり、一方のミヌにも、彼を慕い留学先から帰国したパク・チョンア(チョンジェの妹)(ハン・ジヘ:声:落合るみ)が何かと付きまとっていた。(以上ウイキペディアより)

再放送終わりました。最後ははらはらさせておいて・・・というよくあるパターンでしょうか。それにしてもあの嘘はミヌさんが帰国すれば分かってしまうのに、デプンさんにも当然口止めしているんでしょうが・・。あるいはデプンさんにも嘘をついているんでしょうか、ここらはよく分かりません?

まあイェジンさんはかわいいから・・。何でもいいんですが。

最後はまあ、ああいう感じで終わり、今後を予感させるという。うーんそれにしても人工心臓?ですか。分からんです。

まあでもゆったりした流れで、チョンアさんを除けば大騒ぎの人も居ないし。いいんじゃないでしょうか・・。

黒澤明ドラマスペシャル「天国と地獄」 EX スペシャル 2007年9月 大手シューズメーカ、フロンティアシューズの権藤常務の息子が誘拐され、高額の身代金を請求する脅迫の電話が入る。金は払うと返事をした権藤だったが、実は誘拐されたのは運転手の青木の息子だった。権藤は会社の経営権を握るための金だった3億円を身代金に使うことに躊躇をするが・ これは映画は見てません。サスペンスとして面白いですね。麻薬の扱いはちょっと古いかな。犯人があの人と言うのもね、まあうまいけど犯人らしくないな。放送時間ちょっと長いかな。
佐藤浩市君いいですね。まあ早口になるとちょっと台詞が聞き取れないような、これは阿部ちゃんもそうなんだけど、それと犯行後で共犯なのですが殺されてしまう麻薬患者役が吹石さんというのはどうも似合わない・・。

会社の経営権の争いとかはなんとなく2時間ドラマっぽいけど、結局このドラマあたりが元祖かもしれない。でもその映画のTVドラマ化が逆の古臭さを思い出させてしまう。と言うのは皮肉なのだろうか。
犯人が叫ぶお金持ちへの強烈な憎悪も、今となっては古臭いのかなー。まあ原作どおりなのだからそれをいってもしょうがないのだけど・・・。
黒澤明ドラマスペシャル「生きる」 EX スペシャル 2007年9月 渡辺勘治はある市の市民課長だった。大過なく淡々と日々をすごしていたが、胃痛を訴え病院で検査を受けると医師から末期のすい臓がんと宣告される。勘治は息子の光男とその妻の一枝と一緒に暮らしているが、光男は結婚依頼父親を省みなくなっていた。そんな息子に病気のことを話せない勘治。
ショックを受けた勘治は、役所を休み酒場で飲めない酒をあおる。そこに優輝と言う遊び人風の若い男が現れる。勘治は優輝に息子のために貯金した500万の使い方がわからないから教えてくれと話す。優輝は勘治をカジノバーに連れて行くが、結局勘治は自分の病気のことが忘れられない。
優輝は勘治に自分の父を見ていただけと話し、結局勘治の金をそのまま返して去っていく。
勘治の休みの間に、市民課の仕事をやめる決心をしたと言う部下の小田切サチと出会った勘治は、サチの生き生きとした明るさに引かれ毎日サチと食事をしたりしてサチに惹かれて行く。しかし新しい職場で仕事をしているサチを追い回すことになってしまい。サチは去っていく。
勘治はサチが生き生きと新しい仕事をしているのを見て、以前陳情に来ていたが、市役所をたらいまわしにしていた粗大ごみの整理の問題にを思い出し、粗大ごみが置かれている市有地を整理して公園にすることを思いつく。
今までとは違い市の各部署を精力的に回って努力をする勘治。そして公園は出来上がる・・。
そして時は過ぎ・・・。勘治の自宅で、勘治の通夜が行われていた・・・。そして通夜に列席した市民課の職員たちは口々に勘治のことを語りだす・・・。
ずいぶん昔に原作の映画はTVで見ましたが、
今回のTVドラマは原作とそれほどには変えていないような気がします。
その分、今の時代とはどうしてもかけ離れる感じもあるし、
さすがの幸四郎さんの名演も、これは比べてはいけませんが、
志村喬さんには到底及ばないような気がする。
まあこれはしょうがないことなんじゃないでしょうか。

後半の通夜のシーン。残された職員たちのやりとり。
これは社会性が強く、
やっぱりいまどきの最後に主人公が亡くなる設定のドラマよりは、
格段に違う濃さがあります。

すでに書かれていますが深キョンさん(小田切サチ)の毒もなかなかなのか。
不思議な持ち味なんですね。
後、北村一輝(優樹)がいいな。こういう役ははまりますねー。

まあいい話ではあるけど、もしこういう状態になったら、
こう生きられたらいいと思います。(自分は無理だな・・・)

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