シバ

シバさん(本名:三橋誠)


漫画家を目指し、1967年ごろから永島慎二さんらのアシスタントをするようになる。


1969年ごろ、井の頭公園で藤田真澄さんや若林純夫さんと出会う
(二人はその後武蔵野タンポポ団でともに活動する)

この出逢いがシバさんを音楽活動に引き込むことになる。

出逢いの後シバさんは若林さんに高田渡さんの居場所を聞き京都まで会いに行く。

ヒッチハイクで京都に来たシバさん。下ろされた場所で、
たまたま以前にシバさんのライブを聞いていた女の子から
高田渡さんの所在を聞く。

そして喫茶店の六曜社へ・・・高田渡さんと出会う。

その後、当時仕事のないシバさんは東京へ戻り音楽活動の傍ら、
ライブハウス「ぐわらん堂」の手伝いをすることになる。

1970年全日本フォークジャンボリーに出演。

1972年ソロデビューアルバム「青い空の日」をリリース。

以後地道にアルバムをリリース
音楽活動を継続する。

シバはあの時代(1970年代)に生では聞いていないと思う。

ひょっとして当時開催されていた、
名古屋ヤマハホールの高田渡さんの
余一会に出演していたのかもしれないが。
記憶は定かではない。

某ケーブルTVの番組でシバの近影を見る。さすがに髪は薄く、おじさん。
しかし歌は往年のまま。ラディカル。

 

 

 青い空の日(1972年リリース)

青い空の日

マウスハープ(ハーモニカ)と、ギターの弾き語り。

紛れもないカントリーブルースを日本語の詩に載せて歌う。

初期のはき捨てっぽい歌い方。今ではもっと渋い。
当然ながら力みが有って・・若いなー。


1. 淋しい気持で     

2. ものうさ    

3. もぐらの唄   

4. どこかへ  

5. もしも   

6. バスが走る 

7. ハッピー・ニュー・イヤー・ブルース   

8. 夜汽車に乗って    

9. 不眠症  

10. この世で    

11. 帰り道   

12. 青い空の日(ブルースカイ・ブルース)    

13. 私の青空 ※〈CDエクストラ〉  

 

 

武蔵野タンポポ団の伝説(1972年リリース)

 

武蔵野タンポポ団の伝説

(1971年第3回全日本フォークジャンボリー実況録音盤)

1. サンフランシスコ湾ブルース

2. 長屋の路地

3. その朝

4. 告別式

5. しらみの旅

6. もしも

7. 朝

8. ミッドナイト・スペシャル

9. 淋しい気持ち

高田渡さんからバンドを作って1971年の第3回全日本フォークジャンボリーに行かないかという話がシバさんにあり、シバさんは早速メンバーを集めます。
バンド名は漫画家志望だったシバさんの自分のマンガの原案からつけたそうなんです。

シバさんは「ニッティ・グリッテイ・ダートバンド」などの身近な道具を楽器に使ったジャグバンドをやってみる事を思いつきます。

なぜか知り合いだった山本コータロー(当時ソルティシュガーで「走れコータロー」が大ヒット中だった)さんも参加しましたが、早速ライブ中にそのことでいじられています。

タンポポ団はこの後は大阪天王寺の春一番に参加し、渡さんの解散しようの一言で解散することとなります。

ラフな感じだけど、リズムなどきっちりと演奏しています。懐かしい。

 

真夜中を転がって(2008年リリース)

シバ最新リリースアルバム「真夜中を転がって」を聞く
1. 16ブルーズ
2. 不眠症
3. 淋しい気持ちで
4. もしも
5. この世で
6. もぐらの唄
7. ものうさ
8. グットナイトブルーズ
9. 深い夜
10. 古典古典
11. 家路
12. アウトローブルーズ
13. ざわめく夜
14. 樫の木が聞いた唄

かつての名曲の再録(セルフカバー)。

このアルバムでは、日本語の詩に載せていつもの正統的なカントリーブルースの雰囲気に満ちている。
まったくシバらしい。変わらない。

 

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