個人的なブラームスコレクション

例によって印象に残ったLP,CDのみコメントしています。

題名 ジャケット画像 演奏者 感想
交響曲第1番 カール・ベーム指揮
ベルリンフィル
もうずいぶん昔のLPで購入。当時はレファランス盤と評判でした。いわゆるスタジオのベームで、ストイックでインテンポ。それが曲想とあっているんですね。まあそれほど無骨と言ううわけでなくつぼは押さえるいると思うのですが、ベートーヴェン的なこの曲のベートーヴェンらしさをかなり出した演奏。
交響曲第2番
ピエール・モントゥー指揮
ウィーンフィル
まあ一般的にはロンドン交響楽団のほうということなんですが。これをLPで最初に聞きましたので・・。
確認は出来ないんですがどうもオケの配置は古典的(第2ヴァイオリンが右)らしく思います。ウィーンフィルの木管が魅力的で、モントゥーの優雅な演奏に魅力を添えます。
(CDジャケットはたぶんこれと思いますが・・・)
交響曲第3番 ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリンフィル LPを聞く。なんと言うかブラームスらしくないんですが、この疾走感の凄さ。ライブでのフルトヴェングラーの激しさが聞けるけどもこれはブラームスか?渋さは不足でいいのか。
でもこの演奏はとにかく訴えが強い。ブラームスの内面的なものを表出させてしまっているのでは。もっと屈折して情熱を奥にためるのがブラームスなのでは・・・。
録音がよかったらどんなだろうか。割れたsfは録音のせいなのか知らん。
交響曲第4番
ブルーノ・ワルター指揮
コロムビア交響楽団
ブラームス晩年(52歳ごろ)の作品。
ブラームスらしい渋さと古典的な形式。その中での秘めた情熱。
ドイツ的な曇った音色。諦観さえ漂う。シューマンの妻、そして未亡人になってしまったクララに生涯恋したと思われるブラームス。晩年の孤独さが目に見えるようですね。
ワルターの造形はあくまでも透明で、ブラームスの曇った感じは少なく、爽やかささえ感じられる。
ピアノ協奏曲第2番
ウィルヘルム・バックハウス(P)シュミット・イッセルシュテット指揮ウィーンフィル
ピアノつき交響曲とも呼ばれるこの曲。演奏時間が長く、協奏曲なのにオーケストラ部分が充実している。優輝なこの曲を完璧に再現するのはやはりバックハウスか!!

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