相棒9

題名 あらすじ(公式サイトを参考にしました) レビュー
顔のない男

人気女流作家の水元湘子の遺体が自宅で発見された。第一発見者は夫の吉野(近江谷太朗)。文学賞の楯やトロフィー、生原稿がなくなっていたことから熱狂的ファンの川芝が浮上。しかし右京(水谷豊)は最近の資料ファイルがないことに疑問を抱く。また恋愛小説を書く湘子が最近なぜか商社マンの笠井を取材していたことが判明。さっそく商社へ向かう右京だが…。さらに右京がある推理に基づき夫の吉野を追及すると意外な真相が暴かれる!未だ見つからない肝心の資料ファイルの行方を追う右京と尊(及川光博)。そんな彼らを尻目に先回りする謎の男(徳重聡)の姿…。
湘子は生前、何を書こうとしていたのか? 謎の男は何者でその目的は何なのか?

ついに新作開始というわけですね。重厚な話。まあちょっと上遠野さんの人物像がなんなのかなー。もう少し明確であれば。中間のミステリーたどり着くまでがなんだかもうちょっとかな。あの政治家の人に推理を披露したのはなんだったのかここで話を出してしまうということなんだけどここでは結論に結び付かないというか・・・上遠野が不正を事実を知っているというのはこの時点で気付くはずでは、というわけでラストシーンへの持って行き方がちょっときついのかな。もうひとひねりほしい。徳重君は良かったのかな。まあでも相棒ということでのレベルの高い希望なのかもしれません。
顔のない男〜贖罪

自宅で死亡した人気作家・湘子のアシスタント・岡崎が自宅マンションの屋上から転落死。屋上で見かけた男を逃した右京(水谷豊)と尊(及川光博)は岡崎の部屋で湘子から宅配便で何かが送られてきたことを知る。逃げた男の狙いは宅配便で送られてきた“何か”だったのではないか。さらに部屋から湘子が取材していた商社マンの笠井らが写った写真を発見して…。屋上から元SAT隊員の上遠野(徳重聡)の指紋が検出された。元SATの上遠野なら、岡崎も湘子も自殺に見せかけ殺害する能力はある。が、その動機が見えてこない。そんな折、写真の分析を終えた米沢(六角精児)から意外な情報がもたらされ…。

最後のアトリエ

イベント運営会社社長・三木の他殺体がオフィスで発見された。現場に落ちていた書籍の新刊案内に目を留めた右京(水谷豊)は、夭折した天才画家・有吉比登治の生涯を描いた小説本から落ちたのではないか、と推測。調べると、三木の会社は有吉の回顧展を請け負っていた。その回顧展では有吉が死の直前に引き裂いた最後の作品『晩鐘』も展示されるという。三木のオフィスを訪ねた右京と尊(及川光博)は、有吉の友人だった榊(米倉斉加年)という老人と出会う。回顧展に提供した有吉の手紙を自ら確認する榊、その作業を見た右京と尊はささやかな疑問を抱く…。
一点の名画に秘められた殺人事件の謎に右京と尊が挑む!

大田愛さんの脚本。らしいのかな。犯罪者に同情(?)する右京さんなのか。いつものラストの怒りは見られない。まあこれでいいと思うんだけど。人によっては一貫性がないということになるのかな。殺人者であることには違いがないので。そしてさすが米倉斉加年さん。売れない屈折した画家像が・・まったくそのままにいる。さすが

過渡期

世界を放浪していた立松という男がホテルの非常階段から転落死した。立松の祖母は15年前に殺害されており、時効撤廃がなければ2、3日後には時効が成立していた。海外にいた立松は時効撤廃を知らずに、時効に合わせて帰国した可能性もある。右京(水谷豊)と尊(及川光博)はいまだに事件を捜査している総務課の猪瀬(螢雪次朗)から話を聞く。が、鑑識係の丸山(新井康弘)ともども歯切れが悪い。その後、特命係にやってきた猪瀬は、立松から時効について聞かれたことを明らかにする。事件を執拗に追い続けた猪瀬は苦い過去を抱えているらしい…。その過去とは?立松の狙いは?右京と尊が15年前から転落死へと絡み合う謎をひも解いていく。

困った孫というわけか・・ただ・・行き過ぎはしょうがない。
運命の女性

惚れっぽい陣川(原田龍二)がひょんなことから知り合った奈緒(京野ことみ)と食事をしていたころ、空き巣に入られてしまった。犯人は鍵を使って部屋に入ったようだが、右京(水谷豊)は陣川が「落とした」という鍵は何者かが空き巣目的で盗んだのではないか、と推理。しかも陣川は前日に駅前に結婚式の引き出物袋を置き忘れていた。右京と尊(及川光博)は陣川と引き出物袋を取りに行くが、陣川の袋は朝一番に来た女性がプレミアの財布が入っているから、と言って引き取っていた!果たしてその女性は何者なのか?空き巣の目的とは?陣川の些細な出会いが、またも意外な事件へと発展する!?

久しぶりの陣川君。相変わらずですねー。原田龍二君のこのキャラは何とも和みますね。今回も一目ぼれですかー。しょーがねー。
京野ことみさんがキュートですわ。

まあ謎ときは相変わらず天才的すぎる右京さんの推理がさえるというか、これはちょっと気付かないというか。まあでもこういう感じも好いんじゃないかと・・。
リアルさはどうかなと思いますが。こういう雰囲気は好きです。
捜一トリオは??出ませんでしたか。誰も死んでないし。
6 暴発 右京(水谷豊)と尊(及川光博)は、角田課長(山西惇)率いる組対5課と、薬物を違法に流している二見会の一斉摘発に参加。が、事務所から男の射殺体が発見された。組員たちが殺人について黙秘する中、厚生労働省の麻薬取締部、通称「麻取」の五月女課長(尾美としのり)が、自分たちも内偵していた二見会の送検を手伝わせてほしいと言ってきた・・・。 話の終わりごろの右京さんと尊の意見の相違、反発、そして尊が課長を説得して右京さんの納得しない決着をつけるという、亀山君時代には考えられなかった流れ。微妙な違和感を感じさせるあたりは、「聖戦」でも見受けられる。このコンビの特徴がと言うか不安感が出た作品。
9時から10時まで なぜかたまきさんと尊君が連れだって映画観賞。その後の高級レストランでの食事中に、尊君は・・・。 リアルタイムで話を流して行く、実験的な試みなんです。今回は尊さんの活躍がなかなか。
ボーダーライン ビルから落下したものと思われる死体。手指には切り傷が、右京さんらが調べていくと意外な事実が・・・。 結局、事件と言うか・・・。あの謎解きのリアル感は別にして・・・あまりにも重い話。若い人の就職状況の厳しさが、つらい。
予兆 朝帰りらしく早朝の街並みを歩く神戸尊君。空き地のビルの1階に横たわっていた若い女性を目撃するが。それは尊君の苦手な死体だった・・・。 相棒映画版第2弾の振りとなる作品。無論この中ではミステリーは完結しているけれども、映画をリアルタイムで見ないひとにはちょっと。
まったく見ない人もいるかもしれないし、微妙。
10 元旦スペシャル「聖戦」 奥さんと娘が旅行中に旦那さんのいた寝室が爆発し・・・。しかしそれはその旦那の起こした交通事故で息子をなくした母の復讐だった・・・かなりの強敵な母親を追求していく右京と尊・・・。 なかなか濃い。南果歩さんが深い演技。
11 死に過ぎた男 小さいレストランの中をのぞいている男・・・。経営者の娘がそれに気づくが、娘の母親はもっと驚愕し・・・。 なんだか・・・。家族ものって微妙。
12 招かれざる客 田舎の高級レストラン、そこに予約をされていない客がやってくる・・それは杉下右京だったが・・・。 グランドホテル物っぽい作品。尊氏がほとんど活躍しない。こういう設定ではそうでしょう。
13 通報者 生け花教師・俊子が絞殺された。右京(水谷豊)と尊(及川光博)は、身分を明らかにしなかった通報者が中学生の祐太(溝口琢矢)であることを突き止める。病気の母親と幼い妹の3人で生活保護を受けながら暮らしている祐太は、面倒なことに巻き込まれたくなかったという。が、右京らはそんな祐太に疑問を抱く。 また暗い設定。生活保護。そうですか・・。尊君の意外な子ども好きがわかる。と言うか、そうしないと右京さんは到底子供好きなキャラにはならないのでね。
14 右京のスーツ 銀行支店長の樋村が何者かに殺害された。樋村の自宅を調べた右京(水谷豊)と尊(及川光博)は、殺害されたときに着ていたスーツだけがクラシカルなスタイルであることに着目。そのスーツを仕立てた「古谷洋服店」を訪ねる。 いい話と言えば言えるし・・・しかしあの設定がどうも・・違和感あり。
15 もがり笛 医療刑務所の重病懲役囚の浪岡が殺害された、いったんは認められた仮釈放が取り消され、房で暴れることがあったとか。そんな浪岡をあざ笑うなど、対立していた重病懲役囚の江田(火野正平)に疑惑を抱く右京(水谷豊)と尊(及川光博)。 火野正平さんがお久しぶり。こちらの方がいい話なんだな。
16 監察対象杉下右京 右京(水谷豊)に対する差出人不明の告発文が監察室に届けられた。出張中の大河内(神保悟志)に代わって、監察官の栞(堀内敬子)が、捜査権のない特命係が捜査に関与している殺人事件について調査を始める。 警察内部ものだけど、ネタ回か。コメディタッチに見えてしまう。堀内敬子さんがセクシー過ぎ。
17 陣川警部補の活躍 陣川(原田龍二)が帰宅途中に立ち寄ったコンビニで万引き犯を逮捕。が、その犯人の門馬(中村靖日)が1年前、資産家の北薗(菅野菜保之)邸から500万円などを盗んだ犯人であることがわかった。思わぬ手柄に意気揚々とする陣川。が・・・。 1シーズンの内、陣川物が2本もいるのかなー。相変わらずの設定なんですがね。どうも経理課から脱出できそうもないですな。
18 最終回スペシャル「亡霊」 左翼過激派の幹部で70年代、数多くのテロ事件に関与した本多(古谷一行)の死刑が執行された。国外に逃亡していた本多だったが、若いテロリストたちに娘の茉莉(内山理名)を人質にテロ計画への協力を求められると、一昨年密かに帰国。右京(水谷豊)らの活躍もあり、逮捕されると死刑判決を受けていた。
が、獄中の元法務大臣・瀬戸内(津川雅彦)から呼び出された右京(水谷豊)は、本多が生きて釈放されたらしい、と告げられる。
第8シーズン初回のかつてのテロリストで死刑囚の本田篤人がまた登場。また警察、公安の濃い話に。リアル感はどうかなと思うのですが、納得できる流れにしてしまう。さすが。

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