相棒7

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あらすじ

レビュー

還流〜密室の昏迷 特命係の杉下と亀山は小野田官房長に誘われ、代議士の瀬戸内のパーティに出かける。亀山はその会場のホテルで高校の級友、兼高を見かける。
兼高が宿泊している部屋を探し出した亀山は部屋を訪ねるが不在のためドアの下にメモを残す。しかし翌日その部屋で兼高の死体が見つかった・・・。
右京の推理で同じ階の部屋に宿泊していた男を容疑者として任意同行を求めるが、男は兼高の殺害は認めたが・・完全黙秘をしていた。右京と亀山は捜査をしていくうちに意外な事実を突き止めるが・・・。
第1回の2時間スペシャル、そして続きの2回(1時間)とあわせて実質3時間スペシャルかな。
なかなかの深いミステリー。さすがは相棒かな。出来がいい。
まあリアル感は、どうかなと思うが・・・このエピが亀山君卒業の伏線になっているのか・・・・。

(ネタばれあり:兼高が小笠原の誘いに乗って日本へ帰ってくるんだけど、ホテルで逢った時に声で気がつかないのかな。脅迫している男が待ち構えているところってかなり危険なんだけどそいう以意識はないのか、瀬戸内と小笠原のつながりって、NGO関連なのか、織本順吉さんがかかわっているのか。ちょっと不明かなまあでも外務大臣経験者がこういうことにかかわるなんて、まあ何でもありの政治だけどな・・・ちょっとなんだかの設定)

還流〜悪意の不在

 3

沈黙のカナリヤ

議員会館の後藤新次議員(大沢健)の事務室で爆弾が爆発、政策秘書の中村(磯辺勉)が死亡した。厚生労働省の大臣政務官に就任したばかりの後藤。どうやら爆弾は祝いの贈り物にまぎれて送り付けられたらしい。だとしたら、あのチェックの厳しい議員会館をどうやって爆弾は通り抜けたのか?疑問を抱いた右京(水谷豊)は薫(寺脇康文)とともに現場へ。右京はその巧みなトリックを見抜くが…。テロか、怨恨か。事件に隠された真実とは?
(以上公式ホームページより)

 後藤議員の父親のこと、それにかかわる中村秘書。それにつながる落盤事故にかかわった被害者の息子。それが秘書に・・・。まあ過去を作りすぎなのかもしれませんが、つらい話・・良く出来てはいます。

まあでも相棒シリーズではこれは既視感の強い話。もう少し新しいアプローチなど如何か???

 4

 隣室の女

 6年前に失踪した男の白骨化した遺体が発見された。かつてこの男と不倫関係にあったあけみ(佐藤仁美)が容疑者として浮上するが、凶器に残された指紋が一致しない。しかし、その証言に些細な疑問を抱いた右京(水谷豊)は薫(寺脇康文)とともに捜査へ乗り出す。すると、あけみが勤めていたスナックのママから興味深い証言を得る。さらにかつてあけみが住んでいたマンションではある奇妙な事件が起きていた…。6年前の殺人事件との関係は?右京と薫が見た真実とは?
(以上公式ホームページより)

まあ最後にはちょっと切ない方向へ話を持って行くんだけど。どうなのかなー。まあ事情を作って他の人になりたいというのはわかるが、親戚に一人でもあったら。友達はいなかったのか、そうでなくても昔の客とかは、なんらかの接触で違う女が知っている人と同じ名前??ということが分かってしまうわけで。まあ相棒らしい予定調和の作った話。
納得出来ないことが多い。兄弟や元彼の口裏合わせもうまくいきすぎ???微妙。

 5

 顔のない女神

10年間続いた人気ラジオDJ番組。「ネバーエンド」が終了することになりDJの伊沢ローラは最後の放送をしていた。番組終了後、ラジオ局の玄関から出てきた後任のDJ西田春香が刺される。たまたまラジオ局に収録で来ていた角田課長と亀山は犯人を取り逃がしてしまう。その後犯人は特定されるが既に自殺していた。右京はローラファンの角田課長と伊沢ローラの当日にたまたま撮影されたスナップショットに何かを気がつく。
 

 まあいつもの通りひねった内容。多少無理な展開もあるのです.
今回はちょっと地味なのですが納得してしまう。

 6

 希望の終盤

 将棋のタイトル戦を戦っていた棋士・西片(水橋研二)の遺体が最終局の朝に発見された。ひどく荒らされた西片の部屋を調べた右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、犯人が将棋に詳しい人間ではないか、と疑いを抱く。事件当夜、賭け将棋で生活する真剣師・大野木(松田賢二)が西片を訪ねてきていたことがわかった。大野木はプロ棋士の養成機関・奨励会で西片と同期。将棋の観戦記者・畑(蟹江一平)も2人と同期だった。タイトル戦の裏に一体何が?(以上公式ホームページより)

 よくある設定。被害者と思われた人実は自殺だった・・・。という。まあこれもミステリーの一手か。これってちょっと肩すかしなんだけど。ミステリーとしては良く出来ているわけなんですが。個人的には好みじゃないのかな。私としては微妙。

 7

 最後の砦

 スクーター通り魔事件の容疑者・辻が野村警部補による取り調べ中に急死した。どうやら野村の行き過ぎともいえる取り調べが原因らしいが、取調べ監督官の下柳は問題なしと証言。上層部も事件を闇に葬ろうとする。小野田から事件を聞かされた右京と薫)は辻の遺体に不審な点を発見する。本当に辻は犯人だったのか? 監督官制度導入に揺れる刑事たちの苦悩とは?そして真犯人は?(以上公式ホームページより)

 

 

 亀山君が通常の話で出演する最後の話。この後は以前レビューした亀山君の最後の活躍の話であり警察をやめアフリカへ夫婦で出かける流れとなります。

警察、取調官の犯罪?の話。重い。警察捜査を主題とする話は重いし、出来がいい。金山一彦くんがいいな。結局微妙なラストと言ううことなのかな。

ストイックな右京さんがいい。
相棒は多少おや?という話もあるのだが、今回のような出来がいい話に出会うとうれしい。

レベル4

微生物研究所から殺人兵器に使用できるウイルスが持ち出される。持ち出したのは所員の小菅だった。右京らは何とか小菅を拘束し、ウイルスの隠し場所を突き止めるが、米沢らが踏む込むといきなり容器が爆発する。汚染された米沢ら捜査員は隔離されるのだが・・・。

今回も秀悦なエピ。亀山さんの卒業回なのですが。実際には卒業理由はこのエピとはからまないのだが・・。
この後のエピも見ていますが、やっぱりちょっと何かかけたような、でも相変わらず右京さんの個性が強く。そうは違和感は強くはならないのですが。まあ昔から見続けていると言う訳ではないのでそう感じるのかもしれません。

10

 元旦スペシャル

「ノアの箱舟」

 羽田空港での爆破事件に続き、クリスマスイブの東京都心で大規模停電が発生した。そして、地球温暖化阻止を提唱する環境保護団体から犯行声明文が。日本初の“エコテロ”か?そんな折り、小野田(岸部一徳)が右京(水谷豊)のもとへ法務省官房長補佐官・姉川(田畑智子)を連れてやってくる。行方不明になっている瀬田法務大臣(渡哲也)の息子を隠密裏に探して欲しいという。どうやら環境テロとその息子に関係があるらしい。右京が探り当てたテロに隠された驚愕の事実とは?次なるテロの舞台は豪華客船に…!(以上公式ホームページより)

 田畑さんが新相棒かとの憶測も出たスペシャル。事実上船の上という密室で起きる事件。渡さんも出演して快作なのでは。

11

越境捜査

右京は角田課長と一緒に拳銃を持って逃走中の容疑者の捜査に加わることに、右京は容疑者が人質をとって立てこもっている家を見つけ、警官隊が取り囲み事件は解決するが、同時刻同じ住宅街で小学生の誘拐事件が起きていた。右京はいつもの好奇心がうずきそれとは知らずにこの誘拐事件の住宅を訪問することになる・・・。
最後のサプライズ、出来がいいですね。振りはまあ都合はよすぎるんだけど。右京さんは単独で行動しているわけで、今回の右京さんの頭脳は切れている感じが強く出すぎてしまう。相棒らしさは少なくなるけどな。
でも右京さんの頭脳明晰さは相棒の主要な設定なのでこういう流れはありうるのかな。
いつもの亀山君がいる場合には、ここらは亀山君の茶々や和みで、右京が切れすぎてエピのリアル感をそぐのを緩和していることがわかりますね。
まあ秋からのミッチーが加わる感じがどうなのか。ミッチーもクールなだけにどうなのか。期待されますね。

12

 逃亡者

 女性の遺体が発見された。捜査に参加した所轄の左刑事(丸山智己)は、被害者女性の恋人・志茂川(山下徹大)を容疑者扱いし、伊丹(川原和久)と対立。女性が死の直前自ら110番通報していたことが判明。右京(水谷豊)はその録音テープからスペイン語を話す男女の微かな声を聞き取る。携帯電話に残された指紋からマルコという日系ルベルタ人が浮上。右京はマルコの元恋人のエリ(英玲奈)から事件の真相を聞き出すが、マルコはルベルタに帰国していた。犯罪人引渡条約の壁に阻まれた右京は小野田(岸部一徳)にある依頼をするが事件は意外な方向へと展開し…。

(以上公式ホームページより)

 犯罪人引渡条約がほとんど定型つされていない現実をついた話。外国は南米の仮想の国を設定していますが・・。ミステリーはちょっと軽いですが。らしい作品。

13

 超能力少年

 予知能力のある子供・拓海が銀座のクラブに強盗が入ると予知した、と母親の順子(濱田マリ)が右京(水谷豊)のもとへやってきた。そのとおりに銀座のクラブで強盗殺人事件が発生する。突然、拓海にだけ聞こえてくる「お告げ」が未来の出来事を知らせるというのだが…。「お化けと超能力は信じていますよ」という右京は米沢(六角精児)とともに順子の自宅を調べるが…。少年の謎の超能力に右京がさらなる推理能力で挑む!
(以上公式ホームページより)

 このトリックというか謎ときはちょっと苦しんじゃないかな。微妙。

ここの相棒役はおそらく米沢さん?

14

 男装の麗人

 帝都歌劇団員のパトロンとしても有名な女性社長が自室で死亡。心臓に疾患があり入浴後扇風機を消し忘れたことによる事故死と思われたが、右京(水谷豊)はちょっとした物証から別のモノが原因ではないかと推理し、殺人の可能性を指摘する。遺体を発見した元歌劇団員の紫雨(奥山佳恵)、同じく元歌劇団員のわたる、専務の矢橋らが怪しい。社員の史恵によると、社長は自宅で打ち合わせをすることも多かったとか。社長と彼女ら3人の間に何があったのか?(以上公式ホームページより)

 ちょっとその事故死といったって偶然でないと起こらないしなー。奥山さんはちょっとあの役は苦しい。そういうタイプじゃないけどそういうタイプじゃないけど・・・

15

蜜愛

今回は右京さん単独、それも最初は事件と言うわけでなく、大学時代の恩師からの依頼で恩師の別荘で自殺した男の身元調べ・・・。しかし・・。
水谷豊さんのちょっと気取ったキャラが、岸恵子さんの格調高いキャラと言うか芸風、あるいは役作りと見事に調和し、ちょっと海外のミステリー物のようなおしゃれな雰囲気をかもし出していますね。

全体の相棒の流れからいえば異端的な作品なんだけど個人的には好き。

16

髪を切られた女

 捜査一課の芹沢(山中崇史)がコソコソと特命係にやってきた。級友の同僚・奈津子が風呂で溺死したが連続髪切り殺人事件の犯人に殺害されたのではないかという。髪切り殺人犯は自殺したはずだが真犯人が別にいるという噂も騒がれていた。右京(水谷豊)は奈津子の死を芹沢と調べ直すことに。すると奈津子は事件当日、ベテラン映画監督の川島(秋野太作)と接触していたことがわかる。川島が髪切り殺人の真犯人なのか…。右京が“相棒”芹沢と奇妙な事件の真相に迫る! (以上公式ホームページより)

亀山君卒業後の話。今回は1課の芹沢君が事実上の相棒か。
今回もミステリーの水準が高いな。最後でのサプライズはなるほどと思う。
多少地味なエピではありますが。映画製作会社のエピは既視感が強いし。

17

天才たちの最期

詩の朗読会で突然自殺した若い詩人の死を不審に思う付き合いのあった出版社の若い女性が警視庁に訴えに来た。たまたま玄関にやってきた右京が話を聞くことに・・・。
関係者が芸術家達の文芸物ですが、こういう題材はリアル感を欠きがちなんだけど、さすが相棒ですね、盗作にからめたミステリー、やっぱりうまく出来ている。このあたりでは亀山君がいなくても違和感を感じさせないのはなぜだろうか。黒川芽以ちゃんは相棒と言うには出番は少なめだし。

18

悪意の行方

気づかないうちに拉致されて船倉に閉じ込められた右京と陣川。携帯や、事件の顛末が書き込まれた掲示板を見つけたことで管理者と実行犯は特定できたのですが、話は意外な裏が、そして最後にはもう一つ。

事件はさほどのものはないのですが、掲示板の書き込みで動いてしまうというのはリアル感ないものと思っていたのですが、掲示板の書き込も出集まり実際の殺人事件が起きてしまうと、この事件以後だったのかどうかはリアルタイムで見たような気もしますが事件の系列はわからないので。
まあでも警官を襲ってもん名にメリットはないのでやはりリアル感はないのかな。だから相棒らしい作品かな。

相棒っぷりを発揮したい陣川君にあくまでクールな右京さん。亀山君特命係就任時のよう。まあ今の尊さんも尊のキャラとしてもクールなだけに一層冷たい右京さん。そしてやっぱり陣川君はアホ過ぎて(でも愛すべきキャラ、リアルな龍二さんとはちょっと違うと思われるキャラ)やっぱり相棒にはならなかったのかなー?

 

最終回スペシャル・特命 警察庁の神戸尊警部補は警視庁特命係に配属される。特命課の噂を聞き複雑な心境の神戸。早速特命係にやってくると肝心の杉下警部と連絡が取れない。ようやくある村で独自に捜査している事を知り神戸も村にやってくる。そして杉下は、ある若者の描いた絵から独自の推理力を働かせ、ある犯罪が行われた事を知る・・・。
うーんひねった話ですねー。相棒らしいな相変わらず。
ついに新相棒がお目見えですが、どうも亀山君とはまったく違ったクールな人で、意見が対立することも・・まあこのあたりが8の見所でしょうね。

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