相棒11

  題名 あらすじ レビュー 
 1 聖域  香港のホテルの一室。警視庁中根署で念願の刑事になったばかりの甲斐享(成宮寛貴)は、一発の銃声でベッドから跳ね起きる。悪夢のような現実を思い出していた。享は窓から雄大な景色を眺めながら、ベッドでまどろんでいる恋人の悦子(真飛聖)に何かを振り払うように明るく声をかける。
 しかし、悦子が再び眠りに落ちてしまうと、享に再び昨夜の苦い記憶が甦ってきた…。 

ゲスト;賀来千香子 山田純大 団時朗 小林正寛
 シーズンイレブン始まりました。徐々に変わっていく相棒なんですかね、相棒が変わるわけですから当然違う方向へ変えてゆくということなのか。香港の大使館内での出来事、よく考えれば限られた空間の中での殺人事件ということで、シチュエーションが変わるだけでミステリーとしてはよくある流れ。同じものなんでしょうか。
その流れの中でのミステリーをつくるということなのか。
2度目の大使館内での事件での甲斐氏の役割って、地味。まあしょうがないけど、ここでは右京さんの推理、確定していないのか、まああるいは確定していたのだけど甲斐君には話していないので、いつものように相棒二人での犯人追い詰めの話には持って行かないのか。まあまだ甲斐氏はこの時点でまだ相棒にはなっていないのだからこういう方向になるのではということなのか。

ラストでの甲斐君の特命係移籍への違和感の強さは亀山君のころよりもっと強い感じになっていますが。まあ次回以降変わってくるのでしょうかね。

癒しの花の里もなんだか軽い安寿さんでは物足りない・・そもそもこの人殺人未遂犯なんだから・・・。その話もいずれは知るんでしょうね、甲斐君。玉木さんの話をしている場合じゃないですよ、月本さん・・まあいいけど??
オークション   一流オークションハウス「ホワイトグラブズ」の代表取締役、坂巻百合子(岡まゆみ)からジャズピアニストのエド・クレメンスの腕を探してほしいという依頼が先日まで享が所属していた中根署・捜査一係に舞い込んだ。腕と言っても70年代にアメリカジャズ界を席巻、夭折したクレメンスが、自らの腕をかたどり作成された石膏製のもの。しかし、百合子によると5日後のオークションの目玉になるほどの貴重なものだという。 いつもの通り最後には逆転。オークションの業界の内幕が見られたような。まあどこまでリアルかは不明だが。 
 3 ゴールデンボーイ  笛吹悦子(真飛聖)と食事へ行こうとしていた甲斐享(成宮寛貴)は、矢先に近くのマンションの管理人に呼び止められてしまう。人が転落したというのだ。転落した男=宮坂はすでに死亡していた。玄関をあけて中へ入ると、パソコン画面に遺書めいた文字が残されているだけだった。    成宮君のアクションが生かされているのかな。この悦子さんとのカップルは、亀山薫君のカップルエピを模倣していると思うんだが、どうも成宮君の鋭さと、真飛聖さんおきつさがアットホーム感に欠けるかなと思われるのですが・・。
 4 バーター   航空会社NIA人事部の内藤(菊池均也)が何者かに殺害された。NIAといえば、享(成宮寛貴)の恋人でキャビンアテンダントの悦子(真飛聖)の勤務先でもある。右京(水谷豊)は以前、内藤が労働組合の中央委員長をしていたことに引っかかる。2年前の大量解雇や給与カットのときに組合の闘士だった内藤が、なぜ“敵”でもある人事部に異動になったのか…。 黒幕はあの人か・・。航空会社じゃなく実は警察内部の話か。
石丸謙二郎の悪役ぶりが抜群。 
 5 ID   ある朝、享(成宮寛貴)が出勤すると、鑑識課で米沢と右京(水谷豊)がパソコンで宝石強盗事件の防犯カメラの映像を検証していた。犯人は宝石店のガラスケースの下に時限装置付きの発煙装置を仕掛け、その発煙装置から煙が発生している間に3億円相当のダイヤを持ち去ったという。しかし右京は煙の流れからあることに気づく。  加藤晴彦君登場。まあ良くは知りませんが久しぶりの全国中継TVドラマ出演なのか。
なかなからしい役で、善行をしてるわけではないのですが、基本的には善人の役であっているのかな。
まあどうでもいいことだけど、ラストの花の里シーン、やはり鈴木杏樹さんでは癒しには物足りない。仕方がないのか・・。
美人ではありますが、私どもには(右京さんにとっても)若すぎ・・・。
 6 交番巡査甲斐亨   特命係に配属され、相変わらず暇な享(成宮寛貴)は右京(水谷豊)とともに角田課長(山西惇)に頼まれ組対五課の手伝いをしていた。そんな中、享の元上司である中根署の堀江(山口良一)から連絡が入った。かつて享が交番勤務のころに扱ったストーカー事件の被害者・深雪(石原あつ美)が、自宅で何者かに殺害されたという。第一発見者は夫の奥山(賀集利樹)、大阪出張から帰ってきたところ妻の遺体を発見したらしい。まだ小さな息子は入院中で難を逃れたようだ。実は、享はこの夫婦に強い思い入れがあった。  甲斐君らしい被害者夫婦に思い入れが強い。何となく亀山君を思わせる、神戸君にはなかった熱さをつなげようとする流れかな、まあ結局それが推理には災いするんですがね。
こういう時の右京さんが冷たくて・・冷静なんですがああいう流れにしてしまった脚本なので、作りすぎのあたりも違和感は残りますがこれでいいのかも。
 7 幽霊屋敷  廃虚のような空き家へ失踪人を探しに来た右京(水谷豊)と享(成宮寛貴)。内村刑事部長(片桐竜次)から、空き家を見に行ったまま3日前からいなくなったという男の捜索を命じられていた。
空き家を捜索する右京らだが、なぜか御札が貼ってあったり、賞味期限切れの菓子があったりと、気味が悪い。享が一瞬幽霊らしき影を見たと思ったら突然、外から大きな物音が聞こえてきた! あわてて裏庭へと出た右京と享。外には人影などはなかったが、土の色が変わっていることに不審を抱き、懸命に土を掘り起こしたところ、中からは白骨死体が…! その後の近所への聞き込みから、この空き家は「幽霊屋敷」と呼ばれている場所であることがわかった。
 
 相棒2(だったかな)のホームレスの一郎さんが再登場。どうもラストのミステリー解読のエピはいつもの作りすぎかな、複雑。強引かな。でも相棒らしいけど。
 8  棋風 人工知能の研究者の死体が研究室で発見された 。研究者は人工知能の研究のため棋士とコンピューターの対戦を繰り返していた。そして次の対戦で名人に対戦するはずだったのだが。
ゲスト;高野志穂
 あの朝ドラの高野さんが・・。女性棋士を目指していた役。らしい。
 9  森の中  享(成宮寛貴)が瀕死の状態で病院に運び込まれた。恋人の悦子(真飛聖)によると、享は悦子にキノコ鍋を作るため山奥にキノコ狩りに出かけたらしいが、なんらかの事件に巻き込まれたらしい。何者かに激しい暴行を受け、意識不明のままで予断を許さない状況だ。右京(水谷豊)は伊丹(川原和久)ら捜査一課と捜査を開始する。

 大けがをしている享を119番通報をしたのは女性。しかし、自分の名前も告げず、公衆電話からの通報であることがわかった。どうやら身分を知られたくなかったようだが、ということは、第三者ではなく事件の関係者である可能性が高い。右京は病院の看護師から受け取った享の指に絡みついていた長い茶色の毛の鑑定を米沢(六角精児)に依頼する。(以上公式ホームページより)


 
 甲斐君フィーチャーの回なんだけど、実際彼はベッドの中で、動くのは右京さんと捜1トリオ。
濃い話でね、こういうことがあるのか、一歩間違えると危ない新興宗教に変わるか?
まあ微妙なんだけどな。
あの娘さんは柴本幸さんなんだ。山本学さんはさすが。
あの幽霊シーンは入れていいのか。
出来はいいんじゃないか。 
 10  猛き祈り
11   元旦スペシャル「アリス」  今から57年前の昭和30年(1955年)12月24日のクリスマスイブ。郊外にある早蕨村(さわらびむら)。小規模だが贅を尽くした美しいホテルのロビーに2人の少女が元気に姿を現した。宿泊客で橘・元子爵の令嬢・瑠璃子(広瀬アリス)とホテルのオーナー、二百郷(におごう)洋蔵(伊藤聡)の娘・朋子(上間美緒)だ。ふたりは森の中へと散策に出かけていく。しかし、瑠璃子は忽然と姿を消し、朋子は一人森の中に取り残されてしまう。瑠璃子は一体どこへ消えてしまったのか?

ゲスト;波留
 なるほど、あの人は年をとるとあの人か。ラストの地下室でのアクション。サスペンス色もあり、さすがスペシャル。
 12  オフレコ 米沢(六角精児)、伊丹(川原和久)、芹沢(山中崇史)、そして角田(山西惇)は、享(成宮寛貴)の計らいで、悦子(真飛聖)のCA仲間ら友人たちと合コンをすることに。とはいうものの、享を捜査一課に引っ張ってもらうために“貸し”を作ろうという悦子の作戦なのだが…。
 合コンなのにまったく話がかみ合わない雰囲気の中、一番合コンに乗り気でなかった伊丹とみちる(ともさかりえ)がいい雰囲気に。2人は合コン終了後、店をかえてもう一杯飲みに行くことに…。  
 単なる自殺騒ぎとも割れたものが・・官僚を巻き込んだ大事に・・でも実は事件性はないんだけども・・。相棒らしい政治がらみ、そしてよく考えれば伊丹祭り・・。
まあ結論は多少肩すかし気味なんだけど、作りはうまい。

どうも甲斐君が相棒になってからの右京さんはちょっと臭い演技(あの料亭、被害者?の自宅とか)・・前二人のときはこんなことはなかったんだけどな、特に亀山君のときは・・うーん、いいのか。
 13  幸福な王子 特命係の部屋に陣川(原田龍二)がやってきた。が、あいにく右京(水谷豊)は留守。応対する享(成宮寛貴)を見て露骨に不機嫌になる陣川だが、享にはなにがなにやら訳がわからない。
そのころ右京はアートイベント企画会社社長・濱田(佐々木研)の殺害現場にいた。倉庫を調べると、高値がつけられるであろう作家の作品が5点なくなっていることが判明。社員の証言から濱田が借金をしていた添野(森岡弘一郎)という人物が浮上する。  
 甲斐君と陣川さんの初見参がこの話なのか。相変わらず作りすぎ?なストーリーだけど。結局いつもの流れで怪しくない人が・・・・?
娘さんとお母さんの回想シーンが一つでもあるとほのぼのするんだけどな。結局義理のお父さんとの絡みができてしまってミステリーの都合上まずいのかな。
最後の陣川さんがいつものように振られるシーンがあっさりしすぎて笑える。そしていつものように「花の里」で愚痴る(笑)
 14  バレンタイン計画    
 15  同窓会 右京(水谷豊)と享(成宮寛貴)が歩いていると、一人の老人が右京に「吉村君ではありませんか?」と声を掛けてきた。岩田(近藤正臣)というその老人は元教師で、40年前に廃校になった中学の写真部の同窓会に行く途中だった。同行する元部員の佳奈子(川俣しのぶ)によると、この日欠席の吉村(野添義弘)と間違えているらしい。吉村の古い写真を見せてもらうと、右京とは似ていないのだが…。右京は佳奈子らに頼まれ、吉村になりすまして同窓会に出席することに…。    志垣太郎さん、久しぶりに見ましたね。爆弾事件と同級生らの過去の過ちの絡み・・。まあ実際にはアんなことなんですがね。近藤正臣さんがさすがですね・・。岩田先生の家が雰囲気がいいです。
16  シンデレラの靴     
 17 ビリー 

独身で無職の男性・尾藤(桜木信介)の他殺体が発見された。尾藤は財布とは別に「東京明和銀行」の封筒に入った現金100万円を所持。なぜ、そんな大金を持っていたのか?犯人の目的は金ではなさそうだが…。
 尾藤がネットの交流サイトFacegoodで複数の携帯電話を使い、「ビリー・ヘンリー」などの名前で複数の外国人になりすましていたことがわかった。その相手である「フレンドリスト」は非表示になっており、見るにはIDとパスワードが必要だ。

 
 まあしかしこんな複雑な方法で金をだまし取るのか。フィクッションだとしてもおそらく取材を重ねてのエピなのでらしい。
18  バースディ   右京(水谷豊)が「花の里」へと向かうと、店の前で自らを「家出少女」と名乗る小学校低学年くらいの女の子と出会う。右京は享を呼び出し少女を自宅まで送ることに。少女は自宅マンション近くで降りると、いつの間にかオートロックで施錠されているマンションのエントランスの中へ。  
 19 最終回スペシャル「酒壺の蛇」   

角田(山西惇)と同期で組対二課・課長の恩地の遺体が自宅から発見された。現場の状況から毒キノコを誤って食べた事故死と思われた。警察の幹部が毒キノコを誤食したという前代未聞の事態に大河内監察官(神保悟志)の指示のもと、特別に司法解剖も行われるが怪しい点は発見できず事故死として処理されてしまう。
 右京(水谷豊)と享(成宮寛貴)は、恩地の妻・由美子の証言から、最近恩地が炭素繊維を扱う企業の女性とこっそり電話をしていたことを知る。さっそくその企業を訪ねた右京と享は、恩地の携帯電話の履歴に残された電話番号が我孫子という人物の所属する部署であることを確認。その部署の女性社員はいずみ(星野真里)一人だけであることを掴む。

ゲスト;星野真里

 リアルタイムでも見ていますが、ビデオで再見しました。さすがに最終回で濃い話。スパイものと言えるんでしょうか。星野真里さんがさすがにいですね。ああいう作戦が取れるのかと思いながらも、まあドラマだし。しかしリアル感を感じさせるのはさすがです。

まあ甲斐君がどこか大人になってきたようで。シーズンイレブン開始当時の青臭さを考えればなかなか、無論そういう設定でしょうが・・・それにしても。


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