2013年クール別TVドラマベスト5

1月期
 
1.NTV「泣くなはらちゃん」
最近ちょっと調子の出ない岡田さん。しかしこれは快作。現実と漫画の中、二層の話。そして矢口さん(矢東さん)の漫画の(ドラマの)登場人物の運命を握っているという話。岡田さんのメッセージということなのだろう。

2.NHK「ラジオ」
私としては快作と思う。実はなかなか描き切れないと思われるあの震災の一面を女子高生の目から描いたのでは。

3.NHK「メイドインジャパン」
振り、経過ともに面白いのだが。やはりあの結論は・・3回ではしょうがないにしてもちょっと予定調和かな。
迫田のメイドインジャパンは死んだという趣旨の発言(問題提起)の回答にはやや遠いかな。とはいえかなりのレベルの作品。

4.NHK「最終特快」
45分のスペシャルドラマ、こんなに短くても描くことはできるという好例かな・。

5.CX「ビブリア古書店の事件手帖」
あまりにも地味なんだけど、でもまあ個人的にはディープな文学ネタは面白かった。
剛力さんはこの手のやや病的文学少女お嬢様で安楽椅子探偵風なのは合わない。他に誰かいないのかなー。

番外
NHK「いつか陽のあたる場所で」
暗い話を、キャラで重くはなれない上戸彩さんに演じさせる・・。
まあだから最後まで見られたのかな。飯島さんのキャラは明るいというかちょっとやりすぎ感はあるけどな。シリアスなシーンではそれなりの演技だから好いのかしらん。


EX「相棒イレブン」
相棒が成宮さんと言うことになって、ドラマイメージが変わってきている。
潜入であるとか、被害者になってしまうとかは、寺脇さんを継いでいるように見えるけど、あいにく似て非なるということなのかな。

NHK「極北ラプソディー」
過疎の病院の経営の問題を描いたわけだが・・。やはり前後編と言うのは短いのか。描ききれてないのかな。好きな作品ではあるが。

NHK朝ドラ「純と愛」
これはひどい。何かきつい言葉を言えばドラマの質が上がると錯覚している。
ラストに行くに従って振りの回収が投げやりになる。明らかに脚本家の脱力。

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4月期


1.NHK名古屋・岐阜ローカル「父の花・咲く春~長良川幇間物語」
しみじみとしたいいドラマ。桐谷健太が好演している。ラストの幇間シーン(主人公が父親の衣装を着て父親の芸を再現するシーン)、やや微妙だけど、意図は理解できる。
蓮佛さんも若い芸妓らしいいい感じ。

2.TBS「空飛ぶ広報室」
自衛隊のエピソードは興味深かったけれど、広報室と放送記者との絡み、話の内容はベタなつくりかな。
柴田恭兵さんはさすがだけど、奥さんの重さを背負ったキャラはちょっと微妙なのかな。このエピ、癒される部分もあるのだが。
どうもNHK「八重の桜」の後、リアルタイムでこのドラマを見ていると、綾野剛さんの微妙な明るさに違和感をもってしまう。
佳作ではあるけど。

3.NHK「島の先生」
この手のドラマはやはり風景の美しさで、多少のエピの引っ掛かりをいい感じに変えてしまう。
しかし千尋自身の過去のバックグラウンドの話は微妙かな。
文三さんの締めの一言は文三さんの息子に対するクールさが発言の説得力を弱めるのかも。まあでも佳作です

4.NHK「第二楽章」
不倫の話と思ったらよく考えると女同士の友情物語。
おそらくはよく描かれているのではと思うが、私どもからはどうも遠い。
やはり、山下達郎さんの素晴らしいエンディングテーマのあるドラマは、なぜか本編の内容がもう一つというジンクスがあるような気がする・・・私だけか。


5.CX「ガリレオ」第2シーズン
ガリレオ第2シーズン、今回、教授の相手役は吉高由里子さん。
前シーズンのコウさんとは同じようなキャラ設定ですが、吉高さんはより少女っぽさが残ってカリッとした婦警らしくはないのかな。存在感という点ではコウさんより狂言回しの役目は薄い。

エピはやはりマンネリ感があるが、ラストの前後編2話は面白かった。やはりさすが天海祐希さんでこの2話分をスペシャルとしてのみの放映でよかったのでは。


 

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