2011年クール別テレビドラマベスト5

2011年10月期テレビドラマベスト5

 

 第1位 NHK朝ドラ「カーネーション」
まだ放送中ではありますが、ここ数年の朝ドラの中では秀作の模様。
「ちりとてちん」に匹敵か。話の流れがいいし、主人公の濃いキャラ。でもいとおしい感じでいい感じになっている。後半が楽しみです。

第2位 NHK名古屋スペシャルドラマ「真珠湾からの帰還」
NHK名古屋製作。戦争物は好きではないんですが、引き込まれて見てしまいました。青木崇高君がさすがの存在感。漣佛さんも、その時代の若い女性らしい。
捕虜のエピがあの事件だけなのはラストのある意味幻想シーンをじっくり流すためなのかな。違った面からの戦争の悲惨さを描くドラマ、秀越。

第3位 NHK「カレ、夫、男友達」
こんなさわやかな終わり方は予想できなかった。流れがうまく出来ていたような。
都合がいいと言えばいいのだけど納得できる感じはあったかな。
一つだけ不満が・・・愛人との間に出来た夫の子供を、妻は抱くのだろうか。
真木よう子さんがこんなにフェミニンとは思わなかった。高畑さんが抑え気味なのがやれやれ

第4位 NTV「家政婦のミタ」
まあカリカチュアライズが強く、現実感が薄く寓話的。でもそれが遊川さんの目指す方向でしょう。
それが受け入れられるかどうかということだけど。こういうことは個人的にはちょっと疲れる。

第5位 NHKスペシャル大河「坂の上の雲」第3部
第3部は主人公のキャラが希薄になってしまった。せめてラストのあたりこそ。軍人ですから当然なんだけども、参戦の意味をまとめてほしかった。真之の悩みと軍隊に結局戻るくだりとか。原作でも明確ではないらしい。
ドラマ的には戦闘シーンの迫力。CGを駆使して凄かったがこれでいいのだろうか。

番外
NHK大河「江〜女たちの戦国」
江が描けていない。結局、江に関する資料が少ないだけにどう人物像を創作するかだけどなー。残念。

CX「私が恋愛できない理由」
三人のエピの結論。見地通り恋愛できない理由。焦点を結ばないまま終わってしまった。主人公グループがいい人ばかりではどうしようもない。吉高さんも毒を吐くまででもなかった。

TBSスペシャルドラマ「帰郷」
これをベスト5に入れなかったのはいけなかったのかな。脇役の豪華さの割には結局地味なエピなんですが、兄弟二人の対決シーンがやっぱりいい。柄本さんが重い病気のはずなのに倒れては復活して。祭りにまた参加してくるというのはどうなのかな。佳作っぽいけど微妙。

2011年7月期テレビドラマベスト5
 

1.NHK朝ドラ「おひさま」
最近の岡田恵和さんの傾向が朝ドラにもそのまま出てしまった。「ちゅらさん」ではあれだけ物語を書けたのにな〜。蕎麦屋をあのメルヘンなお屋敷にしたのは現在のその場所での回想とつなげたいための流れなのかなー。違和感がありあり。
でもこのドラマの雰囲気は気持ちよかった。これでいいかどうかはちょっと疑問だけども。何とも複雑な感じ。

2.NHK「胡桃の部屋」
向田さんの原作、雰囲気はかなり前の話。こんな昼メロっぽい内容なんだろうか。父親の思いがもう一つ見えなかった。

3・NHK「下流の宴」
あの息子は草食系男子ということでいいのだろうか。何かカリカチュアライズされて本物感は乏しいような気がするのだが。あの結論は微妙な解決だった。

4.NHKスペシャルドラマ「未解決事件(File01)グリコ森永事件」
記憶がよみがえる。ドラマではないけどもドラマのような捜査状況の展開は、無責任な言い方でいえばそこらの刑事ドラマをしのぐ・・ドラマとして扱っていいのだろうか。微妙。

2011年4月期テレビドラマベスト5

 

テレビドラマデータベースさんの掲示板に投稿した原稿です。

1.TBS  JIN−仁−(2)
(1)ほどではないにしても快作。やはり歴史的事件と絡ませるのはなかなか難しいのかしらん・・結論は微妙。

2、NHK 下流の宴
「マドンナ・ヴェルデ」の後はこれまたきついテーマ。由美子さん(黒木瞳さん)の思い込みキャラがすごくて疲れる。そうかと言って翔の永久脱力キャラ、貫き通すとは思わなかったな〜。これが逆襲というのか。結局自分の気持ちいい方向へ行っているだけなんだけど、珠緒さんが世話女房タイプから変わってしまったので(と思えたということか)離れるという・・まあわからないわけじゃないけど不思議な子だ。

3.EX 遺留捜査
捜査ものではなかなかおもしろかった。ミステリーの謎ときの後での人情話、その流れは良い回もあれば何か段差ができる回も。でもまあ出来はいい。

4、TX 鈴木先生
濃い。学生の恋愛問題で説得する鈴木先生は屁理屈なんだけどなー。説得されてしまう生徒はやはり中学生か。たぶんリアルではない学生像なんだけどな。面白い。

5.NHK マドンナ・ヴェルデ〜娘のために産むこと〜
重いテーマ。ちょっときついキャラの国仲涼子さんがなかなか。楽天的な松坂慶子さんのシーンは何か楽です。藤村志保さんとか長塚京三さんなど枠役が抜群です。結論はまあこれでいいのか微妙ですが。

枠外;
CX 幸せになろうよ
脱力の月9.メイサさんにはやはりアクションが似合う。

NTV リバウンド
ベタな流れなんだけどな、相武紗季さんがやってくれましたね。栗山千明さんのツンデレなライバルキャラは微妙だった。

BS朝日 サクラとさつき
BS朝日で拝見。
ちょっとヤンキーっぽい松浦亜弥さん
これははまっているんでしょうか(笑)。浜口順子さんがうまいんだよね。
橋本じゅんさんの元彼ってこんなにもてるタイプなんでしょうか。
見えませんが?亜弥さんもう少しドラマに出ればいいのに。
いい味出てますよ。

 

2011年1月期テレビドラマベスト5 

テレビドラマデータベースさんへの投稿の原稿です。

1位 TAROの塔

岡本太郎さんの、いや敏子さんの存在を感じることができた。
アーティストでありながらエンターテインメント性を併せ持つ幅広い太郎さんを演じるのは難しい、
松尾スズキさんは太郎さんの姿をかすった程度だったがこれ以上は無理だろう。
でもこのドラマは秀越。

2位 四十九日のレシピ

快作。主人公にとってはお母さんの四十九日を迎えるという、
しかも旦那さんとは別居の可能性もあるといういわば暗い話なんだけど。
でも暗さを感じさせないファンタジーのようなエピ。
ほのぼのとして良い。 快作。

3位 フェイク〜京都事件絵巻

戝前さんのコスプレがどうかと思ったんだけどね、なんだかもう一つ。
ここでは南野さんがいいなー。美術品とエピはまあまあうまく絡んだ。

4位 てっぱん

冒頭の強引な展開とか、主人公の出生のエピをずっと振りにするとか、?な展開が前半あったが、
後半の京野ことみさんの加入で盛り上がった。

5位 相棒シーズン9
「暴発」での右京さんと尊さんの微妙な間は新展開なのか、
でもその後の回は時々あの方のネタばれのエピが・・。これはどうなのか。
映画版を見ることを前提としている話の流れは作り手の勝手ではないのか。
まあとはいえ刑事ものとしては類似のドラマの追随をゆるさないのでは。


番外

告発〜国選弁護人
濃いけども実は古臭さを感じさせるミステリー。
清張さんのエピの個性は強いのでは。お話を21世紀の現代に置き換えてもなー・

冬のサクラ
なんだか救いのないストーリー。草なぎ君、ただ暗いだけという作りでは。どうなのか。
今井美樹さんの魅力だけでつないだということなのか。

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